栃木レザー オイルヌメのご紹介
この度、栃木レザーオイルヌメ10色取扱する事になりました。 栃木レザー(旧栃木皮革)は、皮革を扱うものにとっては、ひとつのブランドであり、自社で原皮の調達、 仕入からなめし作業まで全て一環して行っている日本の会社です。 皮革業界の言葉で「タンナー」とは、製造で使用される植物タンニンを使う事に名前の由来を有しています。 良質の皮革を製造できるタンナーは、世界広しと言えどもそんなに多くはありません。 この度当店で扱う商品はオイルを含ませ最終の段階でアイロンを軽く掛けたアニリンタイプになります。 硬さ的には、硬すぎると言う事はございません。 栃木レザーといえども、革という素材の性質上、キズ、シミ等多少入る事も御座います事ご了承の程お願い申し上げます。
でっかいたんざくサイズでカラーバリエーションは充実の10色! 安くてた〜っぷり使えるアビチのヌメ革で、のびのびといろんな作品作りに挑戦してみてくださいね!
このページのもくじ
▼ドラムなめしのタンニンヌメ革の特徴
▼カラー質感サンプル写真
▼カットサイズのご説明
タンニンヌメ革の特徴
一般に「タンニンなめしのヌメ革」といわれる革は、植物に含まれる渋み成分であるタンニンを抽出させた液と原皮を反応させてなめされますが、その方法には大きく分けて二つあります。

●ピットでなめす方法
ちょっとしたプールのような大きくて深い槽をタンニン液で満たし、その中に原皮を吊るしてゆっくりゆっくり時間をかけてなめす方法。(このプールは「ピット」と呼ばれます)
なめし中に皮をあまり動かさずにじっくり反応させるので、皮の組織が硬く緻密になります。

●ドラムでなめす方法
おおきなドラム式洗濯機のような機械に原皮とタンニン液を入れ、グルグル回して反応させて、比較的短時間でなめす方法。 なめし中に皮が絶えず揺り動かされるので、繊維がほぐれる力が働き、幾分ソフトに仕上がります。
ピットなめしの場合、タンニン液の濃度が低いものから高いものまで、いくつかの大きな槽が必要になります。まず、これらの施設を維持する費用が必要になります。また、なめしの時間が長く(施設によって1カ月から2か月)かかり、手間もかかるのでかかる人件費も大きなものになります。
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カラーサンプル写真
こちらで革の質感とカラーをご確認ください。
厚みは2.1mmに調整してあります。写真は長さ100センチくらいの革をくるくるっと巻いて撮影しています。どのカラーも染料で染色するほかは、特別な表面加工を行っていないナチュラル仕上げなので、時間の経過とともに深まる色合い(エージング)を楽しんでいただけます。
※染色のロットが異なると、色味が多少変わる可能性があります。 素材の性質上、キズ、シミ等多少入る事もございます。 リピートでお買い上げいただく際は、この点をご了承ください。
カットサイズのご説明
この革は「半裁」とよばれる背方向に半分に切った革を、横方向に30センチ幅でたんざく状にカットしたものです。 A3サイズなど、もっと小さいサイズでのご提供の場合、無駄になるはじっこが出てしまうので、どうしても割高になってしまうのですが、このカットだと無駄が出にくいので安く提供させていただくことができます☆
※厚さ2.1mmにしてあります。もっと薄いものをご希望の場合はコチラをかごに入れていただき、通信欄で厚みをご指定下さい ※革の状態によって、まれに目安の2.1mmより若干薄い部分が生じる場合があります。天然皮革ゆえ、ご了承のほどお願いいたします。